眠田直のコレにハマった(20)

入稿ビーファイター


 入稿だーーっ!

♪入稿ビーファイタ〜! と思わず歌ってしまうのは、12月末のコミケットに出す同人誌の原稿を印刷所に入稿して、ちょっとハイになってるからであります。
 だって私の使っている大友出版印刷さんの場合、ちょうどこの文章を書いている12月3日までに入稿すれば印刷代15%オフ。さらにホームページの5%引き発注書で申し込めば合計20%オフ。印刷代10万円のところが8万円で済んじゃうわけだからコレは大きいよね。

 ちなみに現在の私の同人誌の編集方法ですが、文章と図版が入り混じったページが多いので、まずはワードで原稿作成。これを「ビットマップ・バーチャルプリンタ」というシェアウェアでBMP形式の画像ファイルに出力。そうして作ったファイルを今度はをフォトショップで読み込んで、サイズ調整や修正を加えてからEPS形式でセーブ。
 プロユースではページメーカーやクォークといったDTPソフトで入稿するのですが、同人誌印刷の場合、主流が漫画原稿のため、フォトショップやイラストレーターといった画像ソフトのファイルで入稿するわけです。
 入稿方法もこの夏まではファイルをCD−Rに焼いて、宅急便で送っていたわけですが、今回初めてオンライン入稿に挑戦してみました。そうしたら圧縮しても65MBあった原稿ファイルが、わずか数分でアップロードできちゃいまして、その余りの簡単さに驚嘆。ううむ、やっぱり光回線は早いよね。モデム使って電話回線でネットに繋いでた時代には考えられないよね。

 いやぁ、本当に便利になったよ。

 だって昔の事に思いを馳せると、80年代の前半なんて、まだ手書き原稿で同人誌を作ってたんだもん。当時はどこの同人サークルでも、一番字が綺麗な奴が、必然的に清書係にされていたものです。そんな時代に強い味方になってくれたのが「同人誌用レイアウト用紙」(イラスト参照)。これ、前述の大友出版の故・宇和田義則社長が考案・販売されたもの。本当に使い勝手が良かったです。

 さて、手書き同人誌の時代は80年代後半、ワープロ専用機の普及によって終わりを迎えます。もっとも初期のワープロは表示が3行分しかなかったり、フロッピーディスクが使えなかったりで、もっぱら手書き文書を清書するためのタイプライター的なものでした。
 …で、プリントアウトした文章を台紙にペタペタ張り付けて原稿を作ってて、この時代まではまだ「同人誌用レイアウト用紙」を重宝したものです。
 それが今ではパソコンでのDTP作業が主流となり、大友出版さんもレイアウト用紙の販売をやめてしまわれました。ですが今でも手書き時代に作ったミンキーモモやマクロスの同人誌の事は、懐かしい思い出として私の心の中に残っています。
(冬コミは31日東Q−60b「WARMACHINE」におります。よろしく!)


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