眠田直のこんなモノが欲しい!(58)

2003年のゲーム中年



 平成も15年になりましたな。21世紀に入って早くも三年経ったワケですか。私も今年でとうとう40歳になっちゃうわけでして、一番「もう若くないなぁ」と感じるのが、ゲーム関連ですね。

 こないだ家にあるゲームを整理したんですけど、ファミコンとスーファミのソフトは大量に出てくるんですよ。この頃は月に2〜3本ゲーム買ってたんだねぇ。それがPSやN64時代になると次第に数が減ってきて、02年なんて、プレイした新作ゲームはとうとうPS2の「スーパーロボット大戦インパクト」と「ガラクタ名作劇場・ラクガキ王国」の二本だけになっちゃいましたわ。

 いやー、どうも新しいゲームで「これは絶対やりてぇ!」と燃えるものが少ないんですよね〜。かわりに去年やってたのが「どきどきポヤッチオ」とか「ワールドネバーランド」とか「サクラ大戦」の1作目なんかだったりします。最近はもっぱらファミ通のクロスレビューより、中古ゲーム誌「ユーゲー」の記事の方を参考にしてるなぁ。
 う〜ん、でもしみじみイイよ、懐ゲー。ユーゲー評価を読んでから買えばハズレ引かないし、お値段的にもスーファミとサターンソフトは今が底値で、ヤフオクやブックオフで五百〜千円代で買えるんでホントお得。

 まぁ、なんといいますか。映画が百年かかって発展した歴史を、ゲームってのはわずか二十年くらいで進化しちゃったんで、活気があるのはいいんだけど、その移り変わりのスピードの早さゆえの弊害というのも出てますね。作り手側も遊ぶ方も、もう少しスローペースでやってもいいと思うんだけど。

 あと、ゲーム業界は過去の資産はもっと大切にした方がいいね。スーファミ時代のゲームでも今だに楽しく遊べるモノは多いし、とにかく大量にリリースされたもんだから、プレイヤー側もやりそこなったままのゲームが何本もあるしね。
 てなわけで私は、年末に五百円で買ったサターンの「ゴジラ・列島震撼」を年越しにしみじみとやっておりました。「ゴジラVSデストロイア」公開の頃のゲームですな。これ、設定とかグラフィックとか雰囲気はグーなのに、戦闘システムがダメダメなので損してるね。この辺ちゃんとしてたらもっと良作になってただろうに。惜しい。

 …で、今回の「こんなモノ欲しい」はめっちゃ具体的。三月発売の「ゲームボーイプレイヤー」! ゲームキューブでゲームボーイアドバンスのソフトが遊べるようになる周辺機器なんですが、ゲーム中年には大変ありがたい。いや〜、携帯機の小さい画面だと目が疲れちゃうんで、やっぱTVの前にどっかと座ってゆっくりプレイしたいのよ。早速ネット通販でGBの「バトルオブキングダム」などを注文している今日この頃。

 すっかり懐ゲー派の中年世代としては、あとはGCでファミコンやスーファミのゲームができる機器の発売を希望〜。


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