眠田直のこんなモノが欲しい!(76)
四十歳の夏
七月○日
先月号でネタにしたスターデジオについての情報が寄せられる。アニソン担当者は二人いて、その内の一人が非常にマニアックな選曲をしているそうだ。しかも音源は全部自分のCDコレクションから。その上、2ちゃんねるの専用スレッドでリクエストも受け付けてるとか。そりゃ濃くなるハズだよ。
七月×日
同じく掲示板に、野牛さんという方から、ずーっと前にこの連載でネタにしたイギリスの「ブリテン社の動物フィギュア」についてのHP(注1)を立ち上げたよ、というお知らせが来る。これこれ、私の遊んだ動物玩具はコレなんだよ〜。感激!
七月@日
フィルムアート社から「ディズニーとライバルたち/アメリカのカートゥン・メディア史」という本が出ている事を知る。ディズニーを中心にフライシャー兄弟、ウォルター・ランツ、チャック・ジョーンズ、テックス・アヴェリー、ハンナ・バーベラといった作家たちの足跡を追った本らしい。海外アニメ好きの私としてはどうしても欲しくなり、所沢の本屋四軒をまわるがどこにも無い。焦る。
七月□日
ハッと思いついて所沢図書館のデータベースを検索してみる。あった! 家から自転車で30分くらいかかるのだが、かまわず炎天下の道をぶっ飛ばす。
七月*日
かくも苦労した「ディズニーと〜」であるが、読み始めてアリャリャとなる。これってあくまでビジネス書であってアニメーション本ではないのね。おまけに誤植・事実誤認・変な表記などが多くて書かれた内容をあまり信用してはならないらしい。うぐぐぐ。
なお、この本の間違いに関しては専門の検証サイトまで出来てます(注2)。
七月▽日
相変わらずスパロボにハマっている娘のリクエストで、レンタル店でガンダムの08小隊とボルテスVを借りる。ファーストガンダム観てないくせにいきなり08小隊からですかい。ボルテスは私の目から見ると単に懐かしアニメなのだが、平成生まれの娘にとって昭和の作品を見るのってどういう感覚なんだろう? 私が戦前の海外アニメとかをビデオや上映会で見るのと、似たようなもんなのかなぁ。
七月※日
「クレヨンしんちゃん」から水島努監督が降板という話を聞き、ショックを受ける。そういえば映画ドラえもんも「一年お休みします」という発表があったし、まさかクレしんも…。
七月¥日
娘の中学の三者面談に赴く。しかしもう中ニなんだよなぁ。来年は受験の事とかも考えなきゃいけないのかと思うと複雑な心境に。だってこの日記にあるように、オレ自身が中学生の頃とあんましメンタリティ変わってないもん。アニメの事とかで一喜一憂してるし。自分がもう40才だって事を改めて思い知らされた一日でした。
注1=http://www.geocities.jp/suzy8he/tochan/to_home.html
注2=http://homepage3.nifty.com/disneytorivaltati/
《《前へ 《コラムのページに戻る》 》》次へ
》》》トップメニューに戻る