ヴォイジャー雑感・その2


 ちーす。みんな「ぼいじゃあ」観てる〜?
 と、言っても相変わらず関東地上波じゃ観れないんだよね。現在「ヴォイジャー」の放映がもっとも先行しているのは福岡のFBS。そんなワケで福岡の知り合いに録画を頼んで、ビデオを送ってもらってます。スーパーチャンネル放映版とごっちゃにならないように、ビデオの背には「九州産ヴォイジャー」と貼っとく事にしたんだけど、なんだか辛子明太子みたいでイイ感じ。あと、九州ローカルのCMがいっぱい入ってるので「天神のメガネビルで売りつくしセール!」とか「7月23日長崎市稲伊山野外ステージでチューリップのコンサート!」とか無用な知識がどんどん増えていく今日この頃。

 さて内容に関してだけど、やっぱしケス→セブン・オブ・ナインのヒロイン交代劇が、もろテコ入れっちゅう感じで、その露骨さがたまりませんでしたなぁ。もともとケスって、演じてる役者さんの実際の年齢は置いといて、初期は「少女」とか「清純」というようなイメージで人気取ろうとしたキャラだと思うんだけど、最後の方はなんか太ってるし、髪型もダラーとしてるしぃ、あからさまに「コイツいらなーい」という雰囲気になってるのが制作側の投げやりな態度が感じられてヒドイです。
 でも視聴者として3シーズンもつきあってきたキャラにも関わらず、第70話「ケスとの別れ」の回もあんまし悲しくならないのだよねぇ。「キミも早くセブンに乗り換えてね!」というのが、演出意図だったとしたら見事に成功してるゾ。

 さて一方のセブン・オブ・ナインちゃんは、出自が人気悪役のボーグだし、ナイスバディだし、性格はデータの「ブラック版」だし、これでウケなかったらおかしいってくらい計算されたキャラクターですな。日本での評判も今のとこイイみたいだし、みんな結局スタッフの思惑にノセられてやんの。ちっ。

 ただ私としてはセブンちゃんより、最近どんどんヒドくなるジェインウェイの「横暴ぶり」に注目しております。「生命体8472」にしろ「時空侵略戦争」にしろ、なんかカークより強引な指揮だぞ〜。ことにセブンにさんさ説教とか説得とかしたあげく「イヤとは言わせないわ!」ときょーはくするあたりはサイコーっす。おばちゃん、わがまま。
 「時空侵略戦争」でも部下の犠牲を省みず最後まで戦いまくってたもんなー。元科学士官だというのに、根っから戦闘が好きなのだな。
 最近はチャコティもトゥボォクも、だんだん「立派な艦隊士官」っつーより「おばちゃんに振り回されてる気弱なオヤジ」に見えてきてます。困ったモンだ。
 ああ、本来ならジェインウェイはデルタ宇宙域をウロウロさせるより、対ドミニオン戦争に投入すべき艦長さんだったのだなぁ。行く先々の惑星でトラブル起こしてるところから見て、外交は苦手みたいだし。
(ゲームの「スターシップ・クリエイター」ではジェインウェイのパラメーターってどんな設定になってます? 誰か教えて下さい)


》》》トップメニューに戻る

》》》コラムのページに戻る