[3月×日・先月に引き続き、某大学アニメ研部室]
後輩「では『埼玉スターピンキー隊』定例報告を行います。3月10日に発売された、コミック版単行本の第2巻も無事GETいたしました!」
先輩「うむ、当然である」
後輩「CDのほうも、ついに第3弾の音楽集が発売されましたね。いやー、主題歌のカラオケ付きなのがもう最高で。毎晩熱唱してます!」
先輩「おお、良い心がけだ」
後輩「しかし、主題歌以外でもQの音楽って『出撃!ピンキーチーム』の曲はカッコイイし『アルソアの花』は泣けるし…、超イイですねっ」
先輩「うむ、なんといっても作曲の田中公平先生も、今回はバリバリに気合いが入ってるしな。気付いたか? 普通のCDドラマだとシンセ打ち込みオンリーが多いのだが、今回は豪勢に生オーケストラを使ってるのだぞ」
後輩「ははぁ、そう言われれば音の厚みとか広がりが全然違いますね!」
先輩「かなり音楽予算もオーバーしたという噂だ。つまりそれだけ…」
後輩「あの、先輩。音楽の話もいいですけど、前回の予告通り、声優さんについての話も」
先輩「おお、そうだったな。まずは主役・星野はるかは現在人気絶好調の桜井智!」
後輩「はいはい!『チャチャ』のマリンちゃんや『マクロス7』のミレーヌや『怪盗セイント・テール』の、あの智ちゃんですねっ!」
先輩「こーゆー話題になると、急に元気になるなぁ、お前。今回のドラマの中では、星野はるかとスターピンキーQという、同一人物でありながら、性格の違う二つのキャラをうまく演じ分けているあたりが、ファンにとっては聴きどころと言えるだろうな」
後輩「ええ!『Q』の時の智ちゃんって、高飛車で強そうな感じで、今までに無い役で新鮮でイイですっ!」
先輩「次にマリオンR役は…」
後輩「はいはいっ!あのセーラージュピターの篠原…」
先輩「うむ!『ミュータント・タートルズ』のエイプリル役で有名な篠原恵美さんだ」
後輩「………………」
先輩「今回はアンドロイドの参謀役なので、感情を抑え目の演技をしているのだが、まわりがエキセントリックなキャラばかりので、常に一人だけ冷静な口調で喋ってるのが、逆に妙な味が出ていていいぞ。次にタルトP役の大谷育江だが、彼女は…」
後輩「はいはい先輩!『姫ちゃんのリボン』で主役を…」
先輩「『21エモン』のモンガー役の育江ちゃんだな。今回のタルトPも宇宙生物の女の子なので、これで名実共に『日本一の宇宙生物声優』になったと言えよう」
後輩「……そうですかぁ?」
先輩「そうそう、今回のCDドラマ用オリジナルキャラ『スターピンキーF』の声を岩男潤子が担当してるのも注目ポイントだそうだな」
後輩「そーーなんですよ先輩! 彼女こそ『KEY』や『モジャ公』の未来ちゃん役で、今、我々若手部員の間で、注目度急上昇中の若手声優さんなんですっ!」
先輩「お前、急に饒舌になったなぁ…」
後輩「実はファンでして…」
先輩「だけど、今回の『スターピンキーF』って、実は悪役なんだぞ」
後輩「……い、いやファンとしては、ヒロインだけでなく色々な役をこなしてくれた方が、…う、嬉しいですよ」
先輩「でも、ドラマ第6話のラストなんて、○○の声までやっちゃってるんだぞ。しかも大熱演で」
後輩「わああああああ、その話はいいですぅ! それより先輩、全体に流れるナレーションもイイですよね」
先輩「おおお、よくぞ気付いた。今回のナレーターこそ『トランスフォーマー』や『宇宙刑事シリーズ』の政宗一成氏だ」
後輩「あの渋い声が、ドラマ全体を引き締めてますよね」
先輩「うむ、氏の燃えるナレーションは『マサムネ節』という異名がついていてな、これはトランスフォーマーの時に…」
(以下、政宗ナレーションについての濃い話が延々二時間続くので略)
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