第5話「卑劣! オルドビス軍の罠」


○空中
F「フレンドリィビーーーム!」
   SE:ビーム命中音
マリオン「きゃあああああああ!」
SE:爆発音
N「スターピンキーFのビームがマリオンRに命中した! 機能停止して落下していくマリオンR!」
シルル「デボン参謀、回収よ」
デボン「了解ッス!」
   SE:ぶいーーーん(円盤の回収アームの音)
デボン「ほい、キャッチ」
N「こうしてマリオンRは、オルドビス軍に捕らえられてしまった!」

○オープニング
   主題歌流れる。

○サブタイトル
はるか「第5話・卑劣! オルドビス軍の罠」

○はるかの家 はるか「たっだいまーー!」
   SE:バタン!(ドアの閉まる音)
はるか「お腹空いちゃったー。ねぇマリオンRぅ、今日の晩ごはんなにー?」
   SE:トットットッ(はるかの足音)
はるか「あれ、タルトP。なに暗い顔してんの? マリオンRはどこ?」
タルト「おねーさま、それが…」
N「タルトPは、マリオンRが偵察に出たまま帰って来ない事をはるかに告げた」
タルト「何度も通信機で呼びかけてるんですけど、応答が無くて…。そうだ! おねーさまのピンキーアイなら探し出せるかも」
はるか「そっか、よし!」
   SE:パチッ(ピンキーアイ装着音)
   SE:ピピピピピピピピピピピ
はるか「駄目だわ。マリオンの反応が無い…」
タルト「…と、いう事は」
はるか「半径50キロ以内にはいないって事ね」
   SE:ツーツーツー(通信機呼び出し音)
タルト「あっ、スターブリーム号の宇宙通信機だわ。ひょっとしてらマリオンかも!」
はるか「行ってみましょう」
N「二人は、スターブリーム号のコクピットへと急いだ」

○スターブリーム号コクピット
   SE:ツーツーツー
タルト「はいはい、スイッチオン!」
   SE:びゅーーーん!(映像音)
N「だが、スクリーンに現れたのは!」
シルル「はーい、スターピンキーQにタルトPちゃん。ご機嫌いかがぁ?」
タルト「シ、シルル女王!」
はるか「えっ、これがシルル女王なの? けっこー可愛いじゃない、悪の女王だなんて言うから、もっとオバサンみたいなの想像してた…」
タルト「おねーさま、何をのんきな事言ってるんですか!」
シルル「早速だけど、これを見てもらおうかな?」
N「スクリーンに映し出された物、それは!」
はるか「マリオンR!」
タルト「やだ! オルドビス軍に捕まっちゃてる!」
シルル「女王シルル・ド・オルドビスの名においてスターピンキーQに通告する! 地球・日本時間で明日午後3時、オルドビス軍月面基地においてこのアンドロイドの死刑を執行する! …いや、破壊と言った方が正確かしら?」
はるか「なんですって!」
シルル「マリオンRを助けたいなら、私の基地までいらっしゃい。待ってるわよ、スターピンキーQ! じゃ明日3時にね」
はるか「あっ、待って!」
   SE:ビュン(映像消える)
タルト「どうしましょう、おねーさま!」
はるか「うう…………」

○月面・オルドビス軍基地
N「そして、月面にあるオルドビス軍前線基地では…」
   SE:電撃音
マリオン「(苦しんで)ううっ、あっ!」
シルル「ちっ、しぶといわね」
   SE:コンピューター作動音
帝国兵C「駄目です! 電子頭脳のガードが固く、解析できません」
シルル「ふん、忠義者め。こいつの頭の中には、スターピンキーQについての詳細なデータでいっぱいのはず。なんとしても読み出すのよ!」
帝国兵C「はっ!」
   SE:電撃音
マリオン「ああーーーっ!」
N「マリオンRの危機はなおも続く!」

○学園
N「一夜明けて、翌日の学校…」
   SE:雨音
琴菜「どうしたの、はるかちゃん? 窓の外ばっかり気にして」
はるか「いや、別に…」
琴菜「あっ、そうか。午後3時に公園で待ち合わせだったのよね。心配しなくても大丈夫よ。午後から晴れるっていってたから」
はるか「…そう」
琴菜「雨上がりの公園というのも、なかなか詩的でいいじゃない。その上、虹が出たりなんかしたら、もうムード最高よね。それで…」
はるか「うん…」
琴菜「なんか元気無いなぁ。いつものはるかちゃんらしくないよ。ひょっとして、行くのイヤなの?」
はるか「ううん、そんな事無い」
はるか「(モノローグ)私だって行けるもんなら行きたいわよ。でも…」
   SE:雨音強く

○月面・オルドビス基地
N「オルドビス軍基地では、マリオンRに対する過酷な拷問が続いていた!」
帝国兵C「電圧を上げます!」
   SE:電撃音
マリオン「きゃああああああーーーーーーっ!」
帝国兵C「接続回路はまだ開きません!」
シルル「よし、ストップ!」
   SE:シューーーン(停止音)
マリオン「(苦しげに)はぁ…、はぁ…」
シルル「これ以上やると肝心のデータが消える恐れがあるわね。さーて、どうしたもんかしら…」
F「あの、女王陛下。質問があるのですが…」
シルル「なーに、スターピンキー・フレンドリィ?」
F「本当にスターピンキーQはマリオンRを助けに来るでしょうか?」
シルル「ん、どういう意味?」
F「ピンキーチームの一員とはいえ、マリオンRはアンドロイド。しかもこれだけデータのブロックが固いのなら、このまま放っておいてもQにとってデメリットは何も無いはず。たがが機械一台の為に、わざわざ危険を冒してまで、この月面基地までやってくるとは私には思えません」
シルル「なるほど、私達ならそうでしょうね。でもあいつは違うわ」
シルル「私は長い間スターピンキーQと戦ってきたからよく知ってる。必ずマリオンRを助けに現れる」
F「だといいのですが…」
デボン「はいはい、お二人さん。時間も迫って来た事ッスし、そろそろスターピンキーQ迎撃の打ち合わせをしまショ」
マリオン「(か細い声で)助けて…、キャプテン…」

○はるかの家
N「そして、地球では…」
はるか「どう、タルトP。スターピンキーFとの連絡は取れた?」
タルト「昨日から全チャンネルを使って呼び出してるんですけど、応答が無くて…」
はるか「…そっかぁ、あてにしてたんだけどなぁ」
タルト「おねーさま、スターブリーム号のメンテナンスをしておきました。もちろん、マリオンR程完璧には出来なかったけど…」
はるか「うーーーーーん」
タルト「そろそろ発進しないと、間に合いませんよ」
はるか「うん、でも…」
タルト「おねーさま! まさかマリオンRを見捨てる気じゃ…」
   (少し間)
はるか「(モノローグ)…はっ、いけない! 私ったら何考えてるのかしら。たとえロボットでもマリオンRは私の大切な仲間、いや家族じゃない!」
はるか「(迷いを吹っ切って元気よく)馬鹿ね! そんなわけないでしょ。行くわよ、タルトP!」
タルト「はい、おねーさま!」

○スターブリーム号コクピット
   SE:エンジン音
タルト「スターブリーム号、発進準備OKでーす!」
はるか「よーし、レッツゴー!」
   SE:発進音
タルト「視界良好。雨も上がったみたいですね」
   SE:スターブリーム号飛行音
N「はるかの眼下に、ふだん彼女が暮らしている町並みが広がる。商店街、学校、そして公園…」
はるか「あーあ、やっぱし普通の女の子にはなれなかったか…」
タルト「え? 今なんか言いましたぁ?」
はるか「ううん、なんでもない。急ぐわよ!」
   SE:スターブリーム号飛行音(大きく)

○月面・オルドビス軍基地
N「ここはオルドビス軍月面基地の巨大ドーム。中央には、十字架に縛りつけられたマリオンRの姿が!」
マリオン「うう……」
   SE:オルドビス兵の歓声
デボン「あー、静粛に静粛に。コホン、ただ今より臨時裁判を開廷するッス。被告人はアンドロイド・マリオンR。罪状は我がオルドビス帝国への反逆者、スターピンキーQに協力した件ッス」
マリオン「何を言ってるの…。あなた達オルドビス帝国こそ、平和への反逆者じゃない!」
デボン「黙るッス。当法廷では被告の発言は認められておりまセーーン。では陛下、判決を…」
シルル「もっちろん、死刑よ!」
デボン「うんうん、わが国の裁判はスピーディでいいッスね」
マリオン「ふっ、茶番ね…」
シルル「銃殺隊、前へ! …って言いたいトコだけど、あんた銃じゃ死なないモンね。メガモンス・ズクラッパーの用意!」
   SE:ピュイーーーーーン(ズクラッパー作動音)
N「ズクラッパーとは、あらゆる機械を分解する機能を持った、特殊メガモンスである!」
シルル「おーほほほ。ネジ1本にいたるまで、バラバラにしてあげるわね!」
   SE:ピュイーーーーーン(ズクラッパー作動音)
マリオン「…やられる」
   SE:爆発音
N「その時である!」
   SE:スターブリーム飛行音
帝国兵A「スターブリームだっ!」
N「ドームの天井を突き破り、降下するスターブリーム号!」

○スターブリーム号・コクピット
はるか「タルトP、ハッチを開けて!」
   SE:バッ!(はるかが飛び出す音)

○ドーム内
シルル「来たわね! エサにつられて」
   SE:スタッ!(はるかの着地音)
はるか「マリオンをバラバラになんかさせないわ!」
はるか「ピンキー・グランドウェーーブ!」
   SE:シュバババババババババ!
   SE:ピキィイイイイッ!(ズクラッパーの断末魔)
   SE:大爆発音
N「一撃でズクラッパーを破壊したスターピンキーQは、十字架上のマリオンRの下へと走った!」
はるか「大丈夫? マリオンR」
マリオンR「キャプテン、来てくれたんですね。アンドロイドの私の為に…」
はるか「何言ってるの。機械だろうが人間だろうがそんな事関係ないわ。あなたは大切な仲間じゃない」
マリオン「…キャプテン」
帝国兵B「何をしてる。撃て撃てーーーっ!」
   SE:銃撃音
マリオン「キャプテン、あぶない!」
はるか「タルトP、ザコどもは頼んだわよ!」
タルト「はーーい、お任せ!」
   SE:パルスレーザー発射音
帝国兵A「うわっ!」
帝国兵B「ぎゃっ!」
N「スターブリーム号のパルスレーザーが、帝国兵をけちらしていく!」
シルル「引けぃ! お前たちでは無理だ!」
はるか「よーし、タルト。スターブリーム号着陸!」
タルト「りょーかいりょーかい!」
   SE:スターブリーム号着陸音
N「はるかとタルトPは、帝国兵たちが撤退していく隙に、傷ついたマリオンRをスターブリーム号へと運び込んだ!」

○スターブリーム号内
はるか「タルトP、修理カプセルの用意!」
タルト「はい、おねーさま!」
マリオン「…すみません、キャプテン」
   SE:ツーツーツー(通信機呼び出し音)
シルルの声「出てきなさいスターピンキーQ! こうなった以上、あなたと私、一対一で勝負を付けましょう!」
はるか「…いいわ。受けて立つわよ!」
マリオン「キャプテン、それは危険です。シルル女王のESP能力は3年前よりずっとパワーアップしています。逆にキャプテンは、まだ完全に覚醒したわけでは…」
はるか「構わないわ。どうせ、いつかは決着を付けなきゃならない相手なのよ」
タルト「おねーさま、修理カプセルの準備ができました!」
マリオン「でも、キャプテン…」
はるか「はいはい、心配しないで。怪我人はおとなしく寝てるのよ」
タルト「マリオンR、修理する間、メイン回路をいったん切るわね」
マリオン「あ、タルトP、その前にキャプテンに伝える事が…」
   SE:ビュイーーン(回路オフ音)
はるか「タルト、あとは頼むわね」
タルト「はい、おねーさま!」
はるか「行くわよ! シルル女王!」

○ドーム内
N「スターピンキーQとシルル女王の一騎討ちだ! 果たして、勝つのはどちらか!」
シルル「超合金ソード!」
Q「ピンキーバトン!」
   SE:シュン!(バトンの伸びる音)
   SE:チャンバラ音
シルル「どうしたの? 前より腕が鈍ってるじゃない。それとも、私が強くなりすぎたのかしら?」
はるか「何を!」
   SE:チャンバラ音
タルトの声「負けるな! シルル女王なんかやっつけちゃえ!」
N「だが、戦いはシルル女王の方がが優勢だった!」
   SE:チャンバラ音
シルル「おーほほほほ、それっ、それっ!」
はるか「ピンキーストーム!」
   SE:ドゴッ!
シルル「げげっ!」
N「おごりたかぶるシルル女王の一瞬の隙をついて、Qの逆転技が炸裂した!」
タルトの声「おねーさま、今です!」
はるか「ピンキー・クラッ…」
シルル「サイコキネシス・ホールド!」
   SE:ピュイイイン(超能力音)
はるか「うっ、動けない!」
シルル「見たか、私の力を!」
はるか「…ふふっ、ふふふふふ」
シルル「何がおかしい!」
はるか「だって、そうやって念力をかけてる間はあなたも動けないんでしょ? どうやって攻撃するつもり?」
シルル「ふん、出でよ強化兵!」
   SE:ビューン!(実体化音)
N「突然、はるかの左右に重武装の帝国兵2体が出現した!」
シルル「今だ! やれ!」
はるか「ちょっと待って! 一対一の勝負のはずでしょ。そんなのありぃ?」
シルル「ベーーだ。勝てばいいのよ勝てば!」
   SE:ガシャン! ガシャン!(強化兵が武器をセットする音)
はるか「くっ、まずい…」
タルトの声「ああっ、おねーさまぁ!」
N「動けないはるかに強化兵が迫る! だが!」
   SE:スペースバイク飛行音(次第に大きく)
F「フレンドリィ・ボンバー!!」
   SE:ピカッ!
シルル「きゃっ!」
   SE:爆発音2回
N「一瞬にして強化兵2体が吹き飛んだ!」
F「この卑怯者!」
はるか「フレンドリィ! 来てくれたのね」
F「ごめんなさい。オルドビス軍の陽動作戦に引っかかってしまったの。でも、なんとか間に合ったみたいね」
F「さぁ、行くわよ。シルル女王!」
シルル「へへーんだ! ピンキー星人二人を相手にする程、あたし馬鹿じゃないもん。
 じゃ、バーーイ!」
   SE:ボボーン!
F「くそっ、煙幕か!」
はるか「どこへ逃げたのかしら?」
F「おそらく、この基地の地下ね。行く?」
はるか「もちろん!」
はるか「タルトはマリオンとスターブリーム号でここで待機。いいわね?」
タルトの声「おねーさま、下には何があるかわかりません。強化服を着た方が…」
はるか「あれはパス」
タルトの声「でも、危ないですぅ…」
はるか「心配無いって! フレンドリィちゃんがついてんだから」
F「あったわ、ここが地下施設への入り口よ」
はるか「じゃ、行ってきまーーす!」
N「こうしてシルル女王を追って地下施設に潜入するスターピンキーQ! はたして、そこには何が待ち受けているのか? そして、はるかに協力するスターピンキーFの真意は?」


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