眠田直のこんなモノが欲しい!(46)

ラドン温泉に行かせて!



 温泉は日本人の心のふるさとだよ、うん。映画「クレヨンしんちゃん・爆発!温泉わくわく大決戦」で草津隊長もそう言ってるしな。
(あれ、丹波の方だったか?)
 私も温泉が好きだ。とは言うものの、純粋に湯に浸かるのが目的で温泉に行った事は少ない。そう、だいたいイベント絡みで行くんだよなぁ。

 日本SF大会、という歴史あるイベントがある。これは今年は幕張、来年は島根といった感じで各都市回り持ちで開かれているのだが、大雑把に言ってホールや会議場を使った都市型の大会と、参加者全員が温泉に一泊して、24時間ぶっ通しでトークやら上映やらが繰り広げられるリゾート型の大会の二種類に分けられる。どちらのタイプにも一長一短あるが、日常を離れ、思いっきり趣味の世界に没頭できるという意味ではやはりリゾート型の方が魅力的。

 宿泊型のイベントは管理運営がちと大変なので、SF大会以外にはあまり開催されていないのが残念なのだが、もちろんこのシステム、アニメやゲームのイベントにだって応用できるのだ。私自身が関わったものでは三年前に開かれた、アニメ「はれときどきぶた」のファン大会というのがある。東京・本郷の修学旅行用の旅館に80名のはれぶーファンで泊まり込み、スタッフや声優さんも交えて夜っぴて騒いだのであった。歌あり上映ありトークあり大プレゼント大会ありで、あれは本当に楽しかったなぁ。ゲームではあまり宿泊型というのは聞かないのだが、バーチャとか遊戯王とかで、一晩中ゆっくり対戦できるイベントあったら盛り上がるのにねぇ。(もしそういうのが既にあったらゴメン)

 そんなに大がかりなイベントにしなくても、個人的にやるのも楽しいぞ。現に私はトレッキーな友人数人と、温泉に泊まって一晩中スタートレックのビデオをツッコミ入れながら観まくる「スタトレ強化合宿」というのをやった事がある。プロジェクター持参でね。

 で、今回は何を言いたいのかというと、こないだまたイベント絡みで山口県のY温泉という所に泊まったのだよね。で、ここが温泉自体はともかく、宿は高度成長期に建てたまんまという趣きで中途にボロいし、町自体もなんか活気が無くて寂れてたのだな。こう不景気だと企業の社員旅行や町内会の団体旅行も減って、経営苦しいんだろうなぁって感じがアリアリ。でもねぇ、お客を呼ぶ工夫はまだまだ出来ると思うのだな。

 フィギュア王を読んでるような旅館経営者とか旅行代理店社員の人、もうちっとオタク向けのイベントとかツアーを企画してみたらどうかな? 何もでっかいテーマパークを作らなくてもイベントのアイディア次第でオタ客は呼べるよ〜。限定品付きチョコエッグ大交換ツアー、ナマのニホンザルも見れます!とかね。で、こういうオタク向け温泉ツアーをする際には、VIPコースにはぜひコスプレイメクラのおねーちゃんをコンパニオンに付けてね♪ って今回もオチがズレたなぁ。


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