眠田直のこんなモノが欲しい!(80)

みんなミクシィに潜っている



 もし貴方が楽しみに読んでる日記サイトやブログがあって、その更新が最近滞ってるようであれば、ミクシィを疑ってみるべきかもしれない。
 ミクシィって何?という、まだ知らない人のために説明しておくと「ソーシャル・ネットワーキングサイト」っていうインターネット上の社交クラブみたいなもの。ポイントは「友人からの紹介が無いと入れない」というトコ。つまり、もともとネット上で嫌われてたり悪評高かったり友達全然いないという悪人は最初から入って来れないというワケだね。

 さてミクシィの中で何をやるかと言うと、基本は自己紹介と日記書き。他人の日記にレスを付けることができます
 他に「玩具」やら「声優」やら趣味ごとに分かれたコミュニティが無数にあります。むしろこっちの部分の方がフィギュア王読者諸君にはオススメかもしれない。これらのコミュニティは運営側が用意したものではなく、参加者おのおのが作っていくので、まぁあらゆる話題のコミュが無限にあると思ってよい。無ければ自分で開設すれば良いし。ここで思う存分濃い話題を繰り広げよう。
 ミクシィは今のところ、通常のインターネットよりはるかに安全だ。荒らしとか悪意を持った人間に出会う確率が極端に低いし、ネットで「ここだけの話」がしにくくなってる不自由さを解消してくれる。

 つまり、世界中の誰でもどこからでも読めるのがインターネットの利点なのだが、逆に自分の書いた事の対して無限責任を負わなくてはならないわけだ。自分のHPはアクセスが少ないから安全、とか思っていても、ポロッと過激な意見を書いたばっかりにニュースサイトからリンクされたり、2ちゃんねるにURL晒されたりして一気に万人単位の人間が読む事だってありえるわけで。まさに情報がどこまで飛んでいくかわからないから、プライベートな事や仕事の事を書く際には細心の注意が必要となる。
 そこ行くとミクシィは日記も「ミクシイ参加者全員に公開する」か「友人にのみ公開」を選べるし、読みに来た人間も「足あと」の履歴で判るし、完全に読者を限定した日記で、伸び伸びと好き放題に語ってもOKなのだ。この「適度な閉鎖性」が、危険で無防備なインターネット社会を体験した後では、たまらなく魅力的なのであるのだなぁ。

 さて人間、なかなか一日に二度も日記が書けないように出来てるらしく、もともと自分の日記サイトやってた人間がミクシィにハマると、本家の方の更新がおろそかになるという事態が生じます。将来、ますますミクシィが普及するようだと、ブログとか激減するかもしれない。「ネットはミクシィだけでいいやぁ」って感じで。

 …で、今回の「こんなモノ欲しい」はミクシィにチャット機能付かないかなぁという具体的なお願いでして。でもそんな事になったらますます入り浸る時間が長くなって「ミクシィ廃人」になりそうだなぁ。


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